Hadoop大忘年会

記録として残す感じで。

http://www.zusaar.com/event/443053

場所は、前回と同じ浅草の米久さん。創業100年超の老舗ですね。

結局60名弱(58名)の参加になりました。直前で地震があり電車が遅れたり、急に冷え込んだこともあって体調を崩して欠席という人もいたため、本当に集まるかいな、という感じでしたが、最終的には相当数の人が参加してくれました。開始当初はHadoopのjobの立ち上がりの遅さ通り、20名スタートみたいな感じでした。お店の人一緒にこれヤバいんじゃないの〜wwwというgkbr状態でしたが、気づけばなんか人がやたら居る状態になってました。最後はなんか皆さん、いつまでもお互いにしゃべりまくっている感じでした。参加者各位に感謝申し上げます。

事務的にはとりあえず全員分予約して、10名弱分をキャンセルして、残り予約分の肉を追加に回した形で、皆さんおよそ平均で1.2-3人前を食べた計算で、上がりが一人酒代+食事代を全部入れて、6500円負担。肉は上トクなので、こんな感じかと。

前回から一年ぐらいかな、と思いつつ、実際は2年経過で、早いものだな、と思います。2年近く経過して、何か変わったかというと、まぁ参加メンバーの大抵の人は(よく見ると)変わっていないのですが、顔見知り度合いが増えたということはあるかな、と思いました。前回は、こちらどなた?ということが多かったのですが、今回は正直、大抵の人は顔がわかるという感じでした。(と思ったらお互い初めてです、という人も結構いらっしゃったみたいで意外でした。業界では有名な人が多かったのですが・・)

んで、実際にHadoopを動かしている人や、ちょっと距離置いて眺めているひとや、もう俺関係ないし的な人や、そもそも俺は最初から関係ないよ的な人まで、いろいろ居る感じで、飲み会的な感じとしては健全ではないかと思いました。・・というか、単純にうまいもの食いたいという話もあるかと。

まぁ顔も知らないメンバーで、わらわら集まって酒を飲みながら、いや、世の中世知がないですな〜、なんてやるのは昔の日本にはめちゃめちゃ普通にあったのですが、どういうわけだか、めちゃめちゃ普通に無くなってしまったので、たまにはいいじゃないですか。忘年会ですから。という感じだったと思います。お互い初めて会いましたという方々も結構いらっしゃって良かったかと。

ふと、俯瞰で見ていると、Hadoopを多少なりとも触ったという人は、そこに留まるのではなく、それぞれ各自の興味のある方へ向かっているという人が多い感じもします。また、この飲み会は、ビジネス系のHadoopセミナーとかで発表とかしているひとの参加は(主催している人は別として)皆無で、そういった意味では「Hadoopをビジネスにしている」という人はもう別のクラスターになっているのでしょう。それはそれで健全なことではないかと思います。F・N・Hさんや、その他のSI屋さんも皆さん各自でやってますからね。

Hadoopも幅が広がったな、と思います。当初はかなりマニアックな仕組みでしたが、今や「ビッグデータ」のバズワードで、IT業界で耳にしたことが無い人がいないくらいになってしまっています。と、同時に相変わらず、中身知らんわ的な人も多い感じかな、と。宴会でも話題になりましたが、最近じゃCOBOLをそのままHadoopで動かす(一応さすがにコンパイルはするようですが)なんて極端な例まで出てきていますし、・・・仕組み的には限界があるのですが、いろんな試行錯誤が出てくるような気もします。

どんな技術でもある程度の普及をするには5年はかかるでしょう。Hadoopはカウント的には日本では2年経過、と個人的には見ています。よって、今後の3年が勝負かな〜と。従来は「日本のHadoopは米国の流れそのままに来ている」という見方が強かったのですが、どうやらそうではないようですね。まぁ日本ではよくも悪くも落ち着いた、というところでしょう。

Hadoop自体の方向性は、コアのところと、周辺へのフィットとの二つの方向で進んでいるような気がします。一つはコアの深耕で、これは当然Apacheだったり、各社のdistributionだったりするのですが、CDH、MapR,、Hortonでそれぞれ独自色が出る感じになってます。また他方、周辺のつなぎや運用重視な接続環境も出てきている感じです、RDBMとシームレスな統合のHadaptとかもそうですし、日本発のfluentdなんかそうでしょう。

日本でのHadoop関連の「ビジネス」ということでは、Web系のインハウスはそれぞれほぼ運用ベースに乗ってきていますが、やはりお金や人員ということではSI屋さん、一般ユーザーさんがどう見るかというところに焦点が移りつつあります。BIではまぁやってみたけど、金にならんし、次どうする?という流れが主流でしょうし、業務系処理はこれからいよいよ立ち上がるという感じかと。

・・・などと思いつつ、肉食ってました。あの店結構おいしんですよ。歴史もあるし。とはいえ、いきなり浅草の老舗の暖簾をくぐるのはちょっと抵抗もある人も多いとおもうので、今回いいチャンスになったかな、と思ってます。

ま、いずれにしろ忘年会もそれなり盛り上がってよかったです。
参加された方々、お疲れさまでした&ありがとうございました。
今年の冬は例年以上に寒いようです。どうぞご自愛ください。
良いお年を!

でわでわ。